2024.11.17
愛知県公立高校入試について~入試制度編~
こんにちは。
岡崎市、個別志導のサクセスの丸井です。
本日は愛知県の公立高校入試の各教科の傾向についてご説明します。
まず、入試の仕組みについてです。
●合格者を選定の仕方
① 評定得点
② 学力検査の合計得点
③ 面接の結果
の3つの要素があります。1つずつ説明します。
① 評定得点
中学校から高校側へ送られる調査書の評定(内申点)を2倍にした数値です。
5段階評価×9教科なので最大90点です。
② 学力検査の合計得点
1教科22点満点×5教科なので最大110点です。
③ 面接
※入試方式が変更になったタイミング(現高2生の高校入試時)で面接を実施する学校がほとんどなくなりました。2025年度入試の際に面接を実施する高校は愛知県全部で16校です。
●合格者の決定方法
上記の要素を基に、5パターンの順位の決定方法を各学校が採用しています。
Ⅰ:評定得点+学力検査合計得点
→内申点と当日点の点数を同等に扱う。(200点満点)
Ⅱ:(評定得点×1.5)+学力検査合計得点
→内申点重視型。(245点満点)
Ⅲ:評定得点+(学力検査合計得点×1.5)
→当日点重視型。(255点満点)
Ⅳ:(評定得点×2)+学力検査合計得点
→内申点“超”重視型。(290点満点)
Ⅴ:評定得点+(学力検査合計得点×2)
→当日点“超”重視型。(310点満点)
岡崎の子たちがよく進学先として選択する学校をいくつか挙げてみます。
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岡崎高校→Ⅴ
刈谷高校→Ⅴ
岡崎北高校→Ⅴ
刈谷北高校→Ⅴ
岡崎西高校→Ⅴ ※昨年度入試まではⅢでした。
安城東高校→Ⅴ
岡崎東高校→Ⅰ
岡崎工科高校→Ⅳ
岡崎商業高校→Ⅳ
幸田高校→Ⅰ
~~
ご覧の通り、高偏差値帯の学校は当日点“超”重視型を採択している学校が多く、普通科ではなく専門学科の高校は内申点“超”重視型を採択している学校が多いです。
詳細は愛知県教育委員会のHPをご覧ください。
●まとめ
多くの高偏差値帯の学校がⅤ型を採用していることでより一層当日点の重要性が増していることは既にお分かりかと思います。ただ、内申点を軽視しても良いというわけでは当然ありません。
また、現高2生の時の入試より記述式からマークシート式に変更になった、という点はご存知の方もかなり多くなってきたかと思いますが、その他にも1回の受検で2校分の合否判定を行うことに変更になった、という点も大きなポイントです。
前の方式では岡崎西高校と安城東高校はほとんどレベルが変わらないのでこの2校を受検する生徒が非常に多かったです。理由としては2回受検が出来るのでどちらかの入試で実力を発揮すれば合格できる、と考えられるからです。ただ、1回受検に変更となり、子の受検の仕方はどうでしょうか。レベルがほとんど同じ学校を受検する場合、岡崎西高校に合格した場合は安城東高校も合格する、岡崎西高校が不合格だった場合は安城東高校も不合格になる、という事が起こり得ます。現に入試方式が変更になる前と後を比べると岡崎西高校の倍率が大きく上がりました。(2.22倍→2.42倍)
彼を知り己を知れば百戦危うからず、ということわざの通り、まずは入試の情報を得ることが合格への第一歩です。
次回は各教科のポイントについてお知らせしていきます。
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