2025.04.24
小学生のスマホ・ゲーム依存を防ぐには?家庭でできる5つの対策
小学生のスマホ・ゲーム依存を防ぐには?家庭でできる5つの対策
① はじめに:スマホ・ゲームは「子育ての新・三大悩み」
「うちの子、ゲームや動画ばっかり見ていて勉強しない…」
「スマホを取り上げると、すぐに怒って大変…」
こうした声は、今や多くの小学生の保護者にとって“日常のあるある”。
文部科学省の調査でも、**「メディアとの付き合い方」**は、小学生の子育てにおける大きな課題として挙げられています。
スマホやゲームが悪いわけではありません。
問題は、「使い方」や「時間のバランス」にあるのです。
この記事では、小学生のお子さんを持つ保護者に向けて、スマホ・ゲームの使いすぎを防ぐための5つの対策をご紹介します。
② 小学生がスマホ・ゲームに夢中になる理由とは?
まずは、子どもがなぜここまで夢中になるのかを理解しましょう。
- 🎮 達成感や報酬(レベルアップ、アイテム)
- 📱 YouTubeやSNSの“終わりがない”設計
- 🧠 友達との共通の話題や交流手段
- 🕹️ 現実よりも“自分が主役”になれる世界
こうした仕組みは、大人でもハマってしまうほど強力です。
だからこそ、怒ってやめさせるのではなく、「上手に付き合う方法」を一緒に考える姿勢が大切です。
③ スマホ・ゲーム依存を防ぐ!家庭でできる5つの対策
✅ 対策①:「ルールは子どもと一緒に決める」
「1日○分まで」と一方的に決めるのではなく、
子どもと一緒に“なぜルールが必要か”を話し合い、納得感のあるルールを作ることがポイントです。
例:
- ゲームは宿題が終わったあとに○分
- 使う時間はタイマーで計る
- リビングのみで使用OK(夜は充電ステーションに置く)
✅ 対策②:「代替となる楽しみ」を用意する
「やめなさい!」だけではなく、
ゲームや動画の代わりに夢中になれる体験(外遊び、読書、ボードゲーム、簡単な実験など)を一緒に楽しむことで、自然とバランスが取れていきます。
✅ 対策③:「家庭のデジタルタイム」を見直す
実は子ども以上に、親もスマホを見ている時間が多い…ということも。
「一緒にやめてみようか!」という親子チャレンジ形式で取り組むと、子どもも前向きになりやすいです。
✅ 対策④:「気持ち」を聞く時間を大切に
ゲームをやめたくない気持ち、動画を見て笑ったことなど、否定せずに“気持ち”を受け止める会話が、依存の予防にもつながります。
「楽しいこと=悪いこと」ではない、という理解が信頼関係を築きます。
✅ 対策⑤:「学習とのバランス」を見える化
勉強した時間やゲーム時間を**見える化(表やアプリで記録)**することで、子ども自身が「バランス」に気づけるようになります。
“ゲームOKの日”を作るなど、メリハリをつけるのも効果的です。
④ まとめ:スマホもゲームも「味方」にできる時代へ
これからの時代、スマホやゲームを完全に遠ざけることは難しいですが、
だからこそ、「どう使うか」「どう向き合うか」を親子で考えることが、現代の子育てには欠かせません。
子どもを責めるより、“どうすればうまく付き合えるか”を一緒に模索する姿勢が、信頼と学びを育てていきます。