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2025.06.18

第3話|英語が“読める自信”に変わった日 ~中2女子、好きな男子の前での失敗から動き出した物語~

3話|英語が読める自信に変わった日

~中2女子、好きな男子の前での失敗から動き出した物語~

🌸 英語が苦手で、単語が「呪文」に見えていた

中学2年の春。
私は英語に対して、ずっと「苦手意識」を持っていました。

英単語は覚えられないし、文法もよくわからない。
テストの点数も平均以下で、どこか「どうせ無理」と諦めていたのです。

英語の授業も、なんとなく聞いているフリ。
黒板に書かれた英文も、単語が一つでもわからないと、意味なんてまるでつかめない。
心のどこかで、「これは私には向いてない教科」と思っていました。

🚀 動き出したのは、好きな人の前での大失敗

それは2学期のとある英語の授業中のこと。

「じゃあ、〇〇さん。この文を訳してみて」

先生が指差した黒板には、こう書かれていました。
This is my favorite book.

突然の指名に心臓がバクバク。しかも、教室の前列には私が少し気になっていたSくんの姿が……。
落ち着かないまま、なんとか声を出しました。

「これは、私の……図書館です?」

……沈黙。
一拍おいて、教室にクスクスと笑い声が広がっていきました。

「えっ?それ“book”だから“本”でしょ?」
「図書館って“library”じゃん!」

恥ずかしさで顔が熱くなりました。
一番前の席で、Sくんがこらえきれずに笑っているのが見えました。
笑われたことよりも、好きな人の前で間違えた自分が情けなくて、本当に泣きそうになりました。

💡 「もう二度と、こんな思いはしたくない」

その日の帰り道。私は一人、靴を引きずるように歩いていました。

「なんで“favorite”がわからなかったんだろう」
「bookって、知ってたはずなのに……」

頭の中でぐるぐる回る後悔と恥ずかしさ。
だけど、その中にポツンと生まれた思いがありました。

「今度こそちゃんと英単語、覚えてみよう」
「今まで逃げてたけど、少しだけ頑張ってみたい」

その日から、私は小さな勉強を始めました。

私がやってみた英単語の覚え方”3

フラッシュカードで「15単語」

まずは市販の英単語カードを使って、1日5語だけ覚えるようにしました。
「favorite」や「library」はもちろん、テストでよく出る基本単語を何度も声に出して覚えました。

少しずつ、でも毎日やると、不思議と頭に残るようになってきました。

例文で「単語+使い方」をセットで覚える

単語だけ覚えても使い方がわからなければ意味がない。
そこで、例文と一緒に覚えるようにしました。

  • favorite → This is my favorite subject.
  • library → I go to the library on Sunday.

意味と文の形をセットで覚えることで、リスニングや読解でも「聞こえる!読める!」に変化。

書いて、声に出して、目で見て覚える

テスト前は「書く」「声に出す」「見返す」を繰り返し。
ノートにひたすら単語を書き、意味を声に出し、寝る前に見直す。

五感を使うことで、記憶が深く定着していくのが実感できました。

📝 そして訪れた読めた感動

1ヶ月ほど経ったある日。英語の授業でまた例文の訳を当てる場面がやってきました。

「では、〇〇さん。次、訳してくれる?」

黒板にはまた出てきた、あの一文。
This is my favorite book.

今度は迷わずに言えました。

「これは、私のお気に入りの本です。」

教室に笑いは起きませんでした。
むしろ、Sくんがチラッと振り返って、うなずいてくれたのがうれしかったです。

単語を覚えることで、英語が「読める・わかる」に変わった

  • 単語を知っていれば、英文が読める
  • 読めるから、意味がわかる
  • 意味がわかると、英語っておもしろい!

そう思えるようになってから、英語が少しずつ楽しくなってきました。

📌 まとめ|英単語の力は、英語のすべての土台になる

  • 少しずつでも、毎日覚える
  • 例文ごとに意味と使い方を学ぶ
  • 覚えるプロセスに声・書く・見るを取り入れる

英語は「単語」がわかると、グンと楽になります。
そして、自信がつくと“英語が嫌い”から“ちょっと好き”へ変わるきっかけになります。

🎁 最後に|あの時の恥ずかしさが、今の私を変えてくれた

英語がわからなくて間違えた。
クラスで笑われた。
好きな男子の前で恥ずかしい思いをした。

でも、それがあったからこそ、私は英単語を覚えようと決めました。
もし今、「英語が苦手」「英単語が覚えられない」と悩んでいるなら、こう伝えたいです。

「最初は誰だって間違える。でも、そこからがスタートだよ!」

山口誠司 塾長 BLOG INDEX
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