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2025.07.02

【驚きの共通点】勉強机がぐちゃぐちゃな子に見られる“ノートの法則”とは?

【驚きの共通点】勉強机がぐちゃぐちゃな子に見られるノートの法則とは?

はじめに|「机が散らかってる子ってやる気がないの?」

小学生のお子さんの学習環境を見て、こう感じたことはありませんか?

  • 「どうしてこんなに机の上が散らかってるの!?」
  • 「こんな状態で勉強できるの?」
  • 「ノートもグチャグチャで、頭の中までごちゃごちゃなのかも…」

実はこれ、必ずしも「やる気がない」「集中していない」というわけではありません。

勉強机が散らかっている子には、意外にも共通したノートの法則があるのです。

この記事では、学習塾の現場で見えてきた「机とノートの関係」について、整理整頓が苦手なお子さんへの声かけや学習サポートのヒントも含めてお伝えします。

  1. 散らかった机から見える「頭の中の働き」

散らかっている=思考が活発な証?

実は、机の上が散らかっている子は、脳内で同時に多くのことを考えている傾向があります。

  • 「プリントを見ながら、ノートにまとめ」
  • 「別の教科の課題がふと気になり、同時並行で進める」
  • 「アイデアや疑問が次々と湧く」

このように、「やる気がない」のではなく、脳内がフル回転している結果として、机やノートに“混沌”が表れているケースも少なくありません。

  1. 散らかったノートに見られる“3つの法則

では、勉強机が散らかっている子のノートを見てみると、どんな特徴があるのでしょうか?

【法則1】書き込みの余白が多い

→ 途中でアイデアを書き足したり、後から整理するスペースを確保している。

【法則2】図や矢印、吹き出しが多用されている

→ 自分なりに理解しようと、視覚的な工夫をしている(=図形・空間認識タイプかも)

【法則3教科横断型の思考が見える

→ 例えば理科のノートに社会のキーワードが書かれていたり、算数の問題の隣に自由なメモが書かれている。これは、知識のつながりを自分の中で発見している証拠です。

  1. 散らかったノートの「整理」と「自由」はバランスが命

もちろん、散らかったままで放置するのはNG。

大切なのは、“子ども自身が学びやすい整理の仕方”を一緒に見つけることです。

散らかったノートを活かすためのポイント

  • 「この書き方、どこが自分にはわかりやすかった?」
  • 「あとで見返すときに困ることはある?」
  • 「次からどう工夫したい?」

といった自己分析の時間を設けることが効果的です。

  1. 散らかった子の才能を伸ばす!家庭での声かけ例

OKな声かけ

  • 「このノート、君らしさが出てるね!」
  • 「ここに書いた矢印、どういう意味?」
  • 「自分だけのまとめ方だね、面白い!」

🚫 NGな声かけ

  • 「こんな汚いノート、やり直しなさい!」
  • 「誰のノートかわからない」
  • 「ちゃんとした字で書かないとダメ」

→ 否定から入ってしまうと、“考えること”や“工夫する姿勢”まで否定してしまうリスクがあります。

  1. 散らかったノートから才能が見える子のタイプとは?

散らかったノートの子に多いのは、次のようなタイプです:

  • ひらめき型(直感派):思いついたことをその場で書き留める
  • ビジュアル型(図解派):図やイラストで思考を整理する
  • 探究型(つなげ派):教科や話題の境界をまたいで思考する

→ こういった子は、型にはめるよりも、自分流に思考を発展させる方が力を発揮します。

  1. ノートをアートに変える「振り返り習慣」

散らかったノートこそ、後から見返すことで「自分の学びの軌跡」が見えてきます。

  • 授業のあとに5分だけ、赤ペンで“自分のまとめポイント”を書き足す
  • 翌日、違う色で“気づき”や“補足”を追加する
  • 1週間後に「振り返りマーカー」で重要なところを強調する

このようにして、ノートが子ども自身の考える辞書になっていくのです。

まとめ|机もノートも混乱の中にある才能を信じよう

✅ 散らかった机やノートは、思考が活発な子の特徴かもしれない
✅ ノートの余白、図、メモに才能が隠れている
✅ 「整理」より先に「理解」のプロセスがある
✅ 保護者の声かけで“自分らしい学び方”を育てよう
✅ ノートは「振り返り」で“自分だけの教材”になる!

山口誠司 塾長 BLOG INDEX
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