2025.10.10
【後編】「メモ→行動→成果」へ導く習慣づくりのコツ
【後編】「メモ→行動→成果」へ導く習慣づくりのコツ
◆はじめに
前編では、「メモを変えれば勉強が変わる」というお話をしました。
メモはただの記録ではなく、考える力を育てる道具。
今回はそのメモを実際に「行動」と「成果」に結びつける方法を、
あま市の学習塾「進学ジム」での実践例を交えながら紹介します。
◆1. メモは“行動のスタートライン”
メモの本当の価値は、「書く」ことではなく「動く」ことにあります。
たとえば授業中に書いたメモの中で――
- 分からなかったこと
- 気になったこと
- 「あとで調べよう」と思ったこと
こうした気づきを放置せず、メモの横に小さく「次にやること」を書いておくと、
勉強の優先順位が明確になります。
📌例:
「この単元が苦手 → 週末に類題を3問解く」
「公式を忘れた → ノートの上に貼り紙メモ」
メモは“行動リスト”でもあるのです。
◆2. 「すぐやるメモ」で成果が見える化
成績が伸びる生徒の特徴のひとつに、行動スピードの速さがあります。
進学ジムでも「すぐやるメモ」という習慣をすすめています。
- メモした内容をその日のうちに1つだけ実行する
- 実行後はメモに✅チェックを入れる
- 小さな達成を積み重ねることで“成功体験”を育てる
このサイクルを続けることで、
「メモ→行動→成果」という成長のループが自然と回り始めます。
◆3. メモを“振り返りの材料”にする
メモの真価は、時間が経ってから現れることもあります。
1週間後やテスト前に見返すと、
「前は分からなかったけど、今は理解できる!」
という変化が感じられる瞬間があります。
この「成長の証」を感じられることが、勉強のモチベーションになります。
また、「分かったつもり」を防ぐチェックにもなり、定着率アップにもつながります。
◆4. 「自分メモ帳」で学びを資産化
おすすめは、教科ごとに1冊の“自分メモ帳”を作ることです。
たとえば――
- 数学:間違えた問題・その原因・再チャレンジ日
- 国語:読解で気づいた表現のポイント
- 英語:よく間違える文法や熟語リスト
こうしたメモをためていくと、自分専用の参考書が完成します。
これはまさに、“自分で作る最強の教材”です。
◆5. 習慣化のコツは「小さく始める」
最初から完璧を目指す必要はありません。
大切なのは、「まず書く」「少し動く」「続ける」。
- 授業後に1行メモ
- 自宅学習で気づいたことを3行メモ
- テスト後に“反省メモ”を1つ
このように**“小さなメモ習慣”**を積み重ねることで、
1か月後には確実に「考える力」と「成果」が形になります。
◆まとめ:メモは勉強の“成長エンジン”
メモは、
- 学びを整理する力
- 行動を生む力
- 成果を積み上げる力
この3つを同時に育てる、最強の学習ツールです。
あま市の進学ジムでは、
「書くことで考え、考えることで行動する」学習習慣を大切にしています。
成績アップの第一歩は、“ノートを変える”ことではなく、“メモの意識を変える”こと。
あなたのメモが、次のテストの結果を変えるかもしれません。




























