2025.10.21
【第2弾|3部作シリーズ】なぜ“あり方”が成績に影響するのか?その理由と実例
【第2弾|3部作シリーズ】なぜ“あり方”が成績に影響するのか?その理由と実例
はじめに|このブログは3部作の第2弾です
この記事は、学習塾「進学ジム」(愛知県あま市)の塾長が執筆する【3部作シリーズ】の第2弾です。
テーマは「やり方の前に“あり方”がある」。
前回の第1弾では、「何をやるか」よりも「どんな気持ちで、どんな思いで取り組むか」が成績に大きく関係するというお話をしました。
今回はその続きとして、なぜ“あり方”が子どもの成績に直結するのか? その理由と具体的なエピソードをご紹介していきます。
「やる気があるのに結果が出ない」本当の原因
保護者からよく聞くのが、
「うちの子、やる気はあるのに成績が伸びないんです…」
という悩み。
しかし、ここで注目すべきは「やる気がある=成績が上がる」ではないという点です。
“やる気”にも種類があります。
- ■ 誰かに褒められたいという外発的動機
- ■ 自分の目標を達成したいという内発的動機
内発的な動機づけ――つまり「自分はこうありたい」という思いがある子ほど、困難に強く、結果がついてきやすいのです。
あり方が成績に影響する3つの理由
- 自己理解が深まることで「選択」が変わる
“あり方”が明確になると、「今、自分は何を優先するべきか」がはっきりします。
たとえば…
- 将来、科学者になりたいから理数科目を強化したい
- 中学受験をしたいから、今のうちに基礎を固めたい
という“目的”が見えていれば、YouTubeやゲームに流されることも減り、自分で勉強を選べるようになります。
- 学習への「姿勢」が変わる
あり方が整った子は、ミスや失敗を「ダメなこと」ではなく「学びの材料」として受け取ります。
- 間違えた問題を「もう一度やってみよう」
- わからないところを「質問してみよう」
このように前向きに取り組める姿勢は、点数以上に大切な“学力の土台”を育ててくれます。
- 行動の「継続力」が伸びる
最も大きな違いは、続けられるかどうかです。
短期的な「やらされ勉強」ではなく、自分の目標に向かって主体的に学ぶ子は、モチベーションが下がっても自ら立て直す力があります。
進学ジムで見た“あり方”の変化エピソード
ある中学2年生の生徒。入塾当初は「やらされている」感覚が強く、宿題もギリギリ、テスト勉強も手を抜きがちでした。
しかし、ある日カウンセリングで将来の夢を聞いたところ、
「高校でバスケを続けたい。そのためには進学校に行きたい」
という思いを語ってくれました。
それを機に、彼の勉強への取り組みはガラッと変わりました。計画を自分で立て、進捗をチェックし、間違えた問題をノートにまとめ直す。
彼にとって「勉強」は、“やらされるもの”から“自分の人生のためにやるもの”に変わったのです。
「どう学ぶか」の前に「なぜ学ぶか」
“あり方”が整っている子は、テクニックやノウハウを自分で取り入れて成長します。
逆に、「やり方」ばかり追い求めても、目的があいまいなままでは続かず、結果もついてきません。
勉強とは、単なる点取りゲームではなく、自分の未来を切り開くための手段です。
次回予告|いよいよ第3弾へ
次回の【第3弾】では、「あり方を育てる家庭・塾の関わり方」についてお届けします。
- 子どもの“あり方”をどう育むか
- 家庭と塾でできることの役割分担とは
- 非認知能力(感情・意志・協調性など)とのつながり
という実践的な視点から解説していきます。
🌱進学ジム(あま市・あま本部教室)では
ただ“教える”だけでなく、生徒の「あり方=学ぶ目的」を育てる学習塾です。
「今の成績を変えたい」「やる気が続かない」とお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください。学びの原点から、一緒に考えていきましょう。




























