2026.08.17
【猛暑日に要注意】勉強がはかどらない5つの理由と中学生の集中力を守る暑さ対策
【猛暑日に要注意】勉強がはかどらない5つの理由と中学生の集中力を守る暑さ対策
8月17日は、静岡県浜松市で当時の国内最高気温41.1℃を記録した日です。
2020年8月17日、浜松では日最高気温41.1℃を観測しました。この気温は、2018年7月23日に埼玉県熊谷市で観測された41.1℃と並び、当時の国内歴代最高記録でした。
その後、国内最高気温の記録は更新され、現在の歴代最高記録は、2025年8月5日に群馬県伊勢崎市で観測された41.8℃です。
そのため、8月17日を「日本歴代最高気温の日」と表現するのではなく、**「浜松市で当時の国内最高気温41.1℃を記録した日」**と説明するのが正確です。
気象庁では、日最高気温が35℃以上の日を「猛暑日」と定めています。
「暑くて問題文が頭に入らない」
「机には向かっているのに、すぐ集中が切れる」
「夏休みの宿題を進めたいのに、体がだるい」
猛暑日が続く夏休みには、このような悩みを抱える中学生も少なくありません。
暑い日に勉強がはかどらないのは、単なるやる気不足とは限りません。室温の高さや水分不足、睡眠の乱れなどによって、勉強に集中しにくい状態になっている可能性があります。
結論から言えば、猛暑日に勉強の効率を高めるには、勉強時間を増やす前に、暑さから体と集中力を守る環境を整えることが大切です。
この記事では、暑い日に勉強がはかどらない理由と、中学生が夏休みに実践したい5つの暑さ対策を解説します。
なぜ猛暑日は勉強がはかどらないのか
暑い部屋で勉強を続けていると、体は体温を調整するために多くのエネルギーを使います。
その結果、
- 頭がぼんやりする
- 問題文を何度も読み直す
- 簡単な計算で間違える
- すぐに疲れを感じる
- 勉強を先延ばしにする
といった状態になりやすくなります。
熱中症は屋外で運動しているときだけに起こるものではありません。高温多湿の環境が続けば、室内で過ごしているときにも発症する可能性があります。
特に子どもは、体温を調節する能力が十分に発達していないため、周囲の大人が室温や体調の変化に気を配ることが大切です。
暑さ対策① エアコンを我慢せず学習環境を整える
夏休みの勉強で最初に見直したいのは、机に向かう部屋の環境です。
「少しくらい暑くても我慢できる」
「扇風機だけで大丈夫」
と思っていても、室温や湿度が高い状態では、集中力が続きにくくなります。
厚生労働省も、暑さを感じていなくても室温や外気温を確認し、エアコンや扇風機を使って温度を調整するよう呼びかけています。
勉強部屋では、
- エアコンや扇風機を適切に使う
- 直射日光が入る場合はカーテンを閉める
- 空気がこもらないようにする
- 温度計や湿度計を置く
といった工夫をしましょう。
冷やしすぎると体がだるくなる子もいるため、体調を見ながら無理のない温度に調整することが大切です。
暑さ対策② のどが渇く前に水分補給する
勉強に集中していると、水分を取るのを忘れてしまうことがあります。
しかし、のどの渇きを感じてからまとめて飲むのではなく、勉強を始める前から、こまめに補給することが大切です。
例えば、
- 勉強を始める前
- 30分から60分ごとの休憩
- 教科を切り替えるとき
- 勉強が終わったあと
など、水分を取るタイミングをあらかじめ決めておきましょう。
机の近くには、ふた付きの水筒やボトルを置いておくと便利です。
普段の室内学習では水や麦茶などを基本とし、部活動などで大量に汗をかいた場合は、状況に応じて塩分補給も意識します。
ただし、持病などにより水分や塩分の制限を受けている場合は、医師の指示に従ってください。
暑さ対策③ 午前中に重要な勉強を終わらせる
夏休みは、午後になるほど気温が上がりやすくなります。
そのため、集中力が必要な勉強は、比較的取り組みやすい午前中に行うのがおすすめです。
例えば、
- 数学の文章問題
- 英語の長文読解
- 苦手単元の復習
- 模擬試験や過去問題
などは、朝食後の時間に取り組みます。
午後は、
- 英単語
- 漢字
- 理科や社会の用語
- 間違えた問題の確認
など、短時間で区切りやすい勉強にすると続けやすくなります。
「夏休みだから昼から勉強すればいい」と考えていると、部活動や外出、スマートフォンなどに時間を使い、結局ほとんど進まないこともあります。
午前中に一つでも重要な課題を終えておくと、一日の学習計画が崩れにくくなります。
暑さ対策④ 長時間続けず計画的に休憩する
暑い日に何時間も続けて勉強すると、集中力が落ちたまま机に向かい続けることになります。
大切なのは、長時間座ることではなく、集中できる時間を積み重ねることです。
例えば、
- 25分勉強して5分休憩する
- 40分勉強して10分休憩する
- ワークを3ページ終えたら休憩する
というように、区切りを決めましょう。
休憩中は、
- 水分を取る
- 涼しい場所で体を休める
- 軽く体を動かす
- 顔や首元を冷やす
などを行います。
ただし、休憩のたびにスマートフォンを触ると、そのまま動画やゲームを続けてしまうことがあります。
休憩時間もあらかじめ決め、タイマーを使って勉強へ戻る仕組みを作りましょう。
暑さ対策⑤ 睡眠と朝食を整える
猛暑日に集中できない原因は、昼間の暑さだけではありません。
暑くて寝苦しい夜が続き、睡眠不足になると、翌日の学習効率も下がりやすくなります。
夏休みは学校がないため、
- 夜遅くまでスマートフォンを見る
- 朝起きる時間が毎日変わる
- 朝食を抜いて昼まで寝る
という生活になりがちです。
しかし、生活リズムが乱れると、午前中を勉強に使えず、夕方になってもやる気が出ないという悪循環に陥ります。
夏休みでも、
- 就寝時間を大きく変えない
- 朝は決まった時間に起きる
- 朝食を取る
- 寝る前のスマートフォンを控える
- 寝室の温度を適切に調整する
ことを意識しましょう。
睡眠を削って勉強時間を増やすよりも、十分に休み、集中できる状態で取り組む方が効率的です。
猛暑日に避けたい3つのNG行動
暑い日の勉強では、次のような行動に注意が必要です。
エアコンを使わず我慢する
暑さを我慢することと、集中して勉強することは別です。
室内でも熱中症になる可能性があるため、無理な節電や我慢は避けましょう。
甘い飲み物ばかり飲む
ジュースや甘い飲み物を飲み続けると、糖分の取りすぎや虫歯につながることがあります。
水分補給は水や無糖のお茶を基本にし、状況に応じて飲み物を選びましょう。
体調が悪くても勉強を続ける
頭痛、めまい、吐き気、強いだるさなどがある場合は、勉強を続けるべきではありません。
涼しい場所へ移動して体を冷やし、水分を取ります。自分で水分を取れない、意識がおかしいなどの異常がある場合は、すぐに周囲の大人へ知らせ、必要に応じて救急要請を行ってください。
夏休みにおすすめの学習スケジュール
猛暑日でも無理なく続けるためには、勉強する時間帯と内容を工夫しましょう。
一例として、次のようなスケジュールがあります。
午前8時 起床・朝食
午前9時 数学や英語など集中力が必要な勉強
午前10時 水分補給と休憩
午前10時15分 学校の宿題や問題集
午後 部活動、習い事、自由時間
夕方 英単語や理科・社会の暗記
夜 その日の間違い直しと翌日の計画
すべてを予定どおりに進める必要はありません。
大切なのは、暑さが厳しくなる前に重要な勉強を進め、午後は短時間の復習に切り替えることです。
保護者ができるサポート
夏休みに子どもの勉強が進んでいないと、
「いつまで休んでいるの?」
「もっと集中しなさい」
「夏休みなのに全然勉強していない」
と言いたくなることもあるでしょう。
しかし、暑さで体調が整っていない場合、強く言っても集中力は戻りません。
まずは、
「部屋は暑くない?」
「水分は取った?」
「少し休んでから始めようか」
「午前中に一つだけ終わらせよう」
と、体調や環境を確認してみてください。
また、子どもは自分の体調変化に気づきにくいこともあります。
顔が赤い、汗のかき方がおかしい、反応が鈍いなど、普段と違う様子が見られた場合は、勉強よりも休息を優先しましょう。
まとめ|猛暑日は勉強時間より環境づくりが重要
猛暑日に中学生の集中力を守るための対策は、次の5つです。
- エアコンや扇風機で学習環境を整える
- のどが渇く前に水分補給する
- 午前中に重要な勉強を進める
- 短時間で区切り、計画的に休憩する
- 睡眠と朝食で生活リズムを整える
暑い日に勉強がはかどらないのは、必ずしも本人のやる気が足りないからではありません。
室温や水分、睡眠などの条件が整っていなければ、本来の集中力を発揮するのは難しくなります。
8月17日は、浜松市で当時の国内最高気温41.1℃を記録した日です。
この日をきっかけに、家庭の勉強部屋や水分補給、夏休みの生活リズムを一度見直してみましょう。
暑さを我慢して長時間勉強するのではなく、安全で集中しやすい環境の中で、短時間の学習を積み重ねることが、2学期の成績アップにつながります。
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