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2026.09.01

【防災の日】もし子どもが一人のときに地震が起きたら?親子で確認したい7つの防災ルール

【防災の日】もし子どもが一人のときに地震が起きたら?親子で確認したい7つの防災ルール

91日は「防災の日」です。

1923年(大正12年)9月1日午前11時58分、関東大震災が発生しました。

この震災では、建物の倒壊だけでなく、大規模な火災、津波、土砂災害などが発生し、甚大な被害となりました。

そして1960年(昭和35年)、政府は9月1日を「防災の日」とすることを決定しました。

防災の日は、過去の災害を知るだけの日ではありません。

「もし今日、災害が起きたら自分はどうする?」

と、子ども自身が考える日でもあります。

特に小学生・中学生のいるご家庭で考えておきたいのが、親子が一緒にいないときの災害です。

学校にいるかもしれません。

塾へ向かっている途中かもしれません。

一人で留守番をしているかもしれません。

結論から言えば、災害が起きてから「どうしよう」と考えるのではなく、連絡方法・集合場所・避難方法などを親子で事前に決めておくことが重要です。

今回は9月1日の「防災の日」にちなんで、小学生・中学生のいる家庭で確認しておきたい7つの防災ルールを紹介します。

なぜ91日が「防災の日」なの?

防災の日のきっかけとなったのが、192391日に発生した関東大震災です。

関東大震災では、マグニチュード7.9の巨大地震によって東京や神奈川を中心に大きな被害が発生しました。

死者・行方不明者は約10万5千人にのぼったとされています。

ここで子どもたちにも知ってほしいのは、

「地震によって建物が倒れ、それだけで多くの人が亡くなった」という単純な災害ではなかった

ということです。

関東大震災では、なぜ被害が大きくなったの?

地震が発生したのは午前1158分ごろでした。

ちょうど昼食の準備をする家庭が多い時間帯です。

当時は、現在よりも生活の中で火を使う機会が多く、地震発生後には各地で火災が発生しました。

さらに、強風などの条件も重なり、火災による被害が拡大しました。

地域によっては津波や土砂災害も発生しています。

つまり、大地震が起きたときに注意するのは「揺れ」だけではありません。

地震

建物の倒壊

火災

津波や土砂災害

停電・断水

避難生活

というように、一つの災害から別の問題が発生することがあります。

これを知っておくだけでも、「揺れがおさまったからもう安全」と考えない防災意識につながります。

防災の日ができたのは1960

関東大震災から37年後の1960年、政府は9月1日を「防災の日」とすることを閣議了解しました。

防災の日が対象としているのは、地震だけではありません。

日本では、

  • 地震
  • 津波
  • 台風
  • 豪雨
  • 洪水
  • 高潮

など、さまざまな自然災害が発生します。

また、9月は台風などにも注意したい時期です。

現在は9月1日を含む**8月30日から9月5日までが「防災週間」**とされています。

夏休みが終わり、新学期が始まるこの時期だからこそ、家庭でも防災について話し合ってみましょう。

子どもと確認したい7つの防災ルール

ルール学校にいるときに地震が起きたらどうする?

平日の昼間に災害が起きた場合、小学生・中学生は学校にいる可能性があります。

ここで保護者が確認しておきたいのが、学校の災害時の対応です。

「大きな地震が発生した場合、子どもは学校で待機するのか」

「保護者による引き取りになるのか」

「どのような方法で連絡が来るのか」

などを確認しておきましょう。

子どもにも、

「地震が起きたからといって、勝手に家へ帰らない」

ことを伝えておく必要があります。

学校では先生の指示に従うことが基本です。

親子がお互いの行動を理解していれば、災害時の混乱を減らすことにつながります。

ルール家族との連絡方法を一つだけにしない

「地震が起きてもスマートフォンで電話すれば大丈夫」

と思っていませんか?

大規模災害が発生すると、通信が集中して電話がつながりにくくなる可能性があります。

さらに停電が長引けば、スマートフォンの充電も問題になります。

そのため、

「連絡手段はスマートフォンだけ」

にしないことが大切です。

災害用伝言ダイヤル「171」や災害用伝言板などについても、家族で使い方を確認しておきましょう。

「誰が誰へ連絡するのか」

まで決めておくと、より実践的です。

ルール連絡できないときの集合場所を決める

災害時には、親子が連絡を取れないことも想定しておく必要があります。

そこで決めておきたいのが、

「連絡が取れなかった場合、どこへ行くのか」

です。

例えば、

「学校にいる場合は学校の指示に従う」

「自宅にいて危険なら○○避難所へ行く」

など、状況ごとのルールを決めておきます。

さらに、

1集合場所と第2集合場所

まで考えておくと安心です。

いつもの避難場所が災害によって利用できない可能性もあるからです。

「何かあったら家に帰ってきて」

だけではなく、

「家に帰れなかったらどうする?」

まで話し合っておきましょう。

ルール防災バッグを親子で確認する

防災バッグを準備していても、

「何年も中身を見ていない」

というご家庭はありませんか?

防災用品は、一度用意して終わりではありません。

食品や飲料水には期限があります。

乾電池が使えなくなっていることもあります。

子どもの成長によって必要なものが変わることもあります。

9月1日の防災の日には、親子で実際にバッグを開けてみましょう。

水、食品、ライト、携帯ラジオ、モバイルバッテリー、衛生用品など、家庭の状況に合わせて必要なものを確認します。

そして重要なのは、

「子ども自身が何が入っているか知っていること」

です。

保護者だけが把握していても、災害時に子どもだけで使わなければならない可能性があります。

ルール家具が倒れないか確認する

地震への備えというと、非常食や水を思い浮かべがちです。

しかし、まず確認したいのが家の中の安全です。

特に子ども部屋では、

「勉強机の横に大きな本棚がある」

「ベッドの近くに重い家具がある」

「机の上に重いものを置いている」

といった状態になっていないでしょうか。

大きな揺れが起きれば、家具の転倒や物の落下によってケガをする危険があります。

勉強机に座った状態で、

「今、地震が起きたら何が倒れてくる?」

と親子で確認してみてください。

防災を「知識」で終わらせず、実際の行動へ移すことが大切です。

ルール自宅周辺の避難場所と危険な場所を知る

「避難所の名前は知っているから大丈夫」

というだけでは十分とは限りません。

実際にそこまで歩いたことはありますか?

普段使っている道が、災害時にも安全とは限りません。

大雨なら川の近くが危険になることがあります。

地震ならブロック塀や古い建物、割れたガラスなどにも注意が必要です。

そこでおすすめなのが、親子で行う防災まち歩きです。

自宅から避難場所まで実際に歩き、

「ここに大きなブロック塀があるね」

「この道は川に近いね」

「この場所まで歩いて10分くらいだね」

と確認します。

ハザードマップも一緒に見ると、社会科の地図学習にもつながります。

ルールスマートフォンが使えない場合を考える

今の小学生・中学生にとって、スマートフォンは非常に身近な存在です。

しかし、災害時には、

  • バッテリーがなくなる
  • 停電で充電できない
  • 通信が混雑する
  • 端末を持って避難できない

といった可能性があります。

そこで一度、

「スマートフォンが使えないとしたら、どうする?」

と子どもに質問してみてください。

家族の電話番号を覚えているでしょうか。

避難場所を知っているでしょうか。

自宅の住所を正確に言えるでしょうか。

スマートフォンは便利ですが、「スマートフォンがなければ何もできない状態」にしないことも防災教育では大切です。

防災は社会・理科の勉強にもつながる

防災について調べると、学校で学んでいる内容が実際の生活につながっていることに気づきます。

例えば、地震の仕組みは理科です。

震源や震度、地震波について中学校で学習します。

台風や大雨も理科につながります。

ハザードマップを読み、土地の高さや川の位置を確認することは社会につながります。

関東大震災について調べれば、歴史の学習にもなります。

さらに、

「家族4人で1日に水を何L使う?」

「備蓄している水は何日分?」

と考えれば、算数・数学の問題にもなります。

防災は、学校の勉強が「なぜ必要なのか」を実感しやすいテーマなのです。

子どもに覚えてほしい「自分で判断する力」

防災教育で最終的に身につけてほしいのは、非常食の種類を暗記することではありません。

その場の状況を見て、自分で考え、命を守る行動を選ぶ力です。

災害は、必ず大人と一緒にいるときに起こるとは限りません。

塾へ向かっている途中かもしれません。

友達と遊んでいるときかもしれません。

一人で家にいるときかもしれません。

だからこそ、

「地震が来たらこうしなさい」

と答えだけを教えるのではなく、

「もしここで地震が起きたら、どうする?」

と普段から考えさせることが重要です。

これは勉強にも通じます。

教えてもらった答えを覚えるだけではなく、初めて見る問題に対して自分の知識を使って考える。

防災でも学習でも、最後に必要になるのは自分で考えて判断する力です。

91日に親子で「10分防災会議」をしよう

防災というと、

「非常食を何日分も買わなければ」

「防災用品を全部そろえなければ」

と考えてしまいがちです。

しかし、まずは10分でも構いません。

9月1日に親子で、

「学校にいるときに地震が起きたら?」

「家族と連絡が取れなかったら?」

「どこへ避難する?」

「防災バッグはどこ?」

「スマホが使えなかったら?」

と話し合ってみてください。

そして、子ども自身に答えてもらうことがポイントです。

答えられなかったところこそ、その家庭で今から準備すべき防災対策です。

まとめ|「防災の日」は子どもが自分の命を守る方法を考える日に

9月1日の「防災の日」に親子で確認したいのは、次の7つです。

  1. 学校にいるときの行動を確認する
  2. 家族との連絡方法を複数考える
  3. 連絡できない場合の集合場所を決める
  4. 防災バッグの中身を確認する
  5. 家具の転倒や落下物への対策をする
  6. 避難場所と避難経路を実際に確認する
  7. スマートフォンが使えない場合を考える

1923年9月1日に発生した関東大震災では、地震の揺れだけでなく、大規模な火災や津波、土砂災害などによって被害が拡大しました。

だからこそ、防災は「地震が来たら机の下に入る」だけで終わりではありません。

災害が起きたあとに何が起こる可能性があるのかまで想像することが大切です。

そして、小学生・中学生のいる家庭では、

「親が守ってあげる防災」から「子ども自身も考えて行動できる防災」へ。

9月1日の防災の日を、その第一歩にしてみてはいかがでしょうか。

家族で決めた集合場所や連絡方法を一枚の紙に書いておくだけでも、立派な防災対策です。

防災に必要なのは、怖がることではありません。

知ること、考えること、そして準備しておくことです。

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