2026.09.10
守山区の中3保護者へ|調査書変更と内申点のしくみ
個別指導学習塾・アン進学ジム小幡教室塾長の米澤です。
2学期が始まり、守山区の中3生の保護者の方から「うちの子の内申点って、結局どうやって決まるんですか?」「調査書が変わるって聞いたけど、何がどう変わるんですか?」というご相談を、面談のたびによくいただきます。中3の2学期は成績が入試に直結する時期なので、不安になるのは当然だと私は思います。
結論からお伝えすると、令和9年度(2027年度)の愛知県公立高校入試から、調査書(内申書)に記載する項目のうち「出欠の記録」「行動の記録」「性別」の3つが削除されます。そして一般選抜の合否は、調査書の「評定得点」(内申点をもとにした点数、最高90点)と「学力検査合計得点」(当日のテストの点数、最高110点)を合計した点数の順位で決まります。この記事では、この2つのポイントを守山区の実情に合わせて分かりやすく解説します。
Q. 調査書(内申書)の何が変わるの?
愛知県教育委員会は、令和9(2027)年4月に高校入学する人が受検する入試から、調査書情報の登録事項のうち「性別」「行動の記録」「出欠の記録」の3項目を削除すると発表しています。これは県教育委員会が公式に発表している事実です。
私がこの発表を知ったとき、まず思ったのは「これは配慮のある変更だな」ということでした。体調不良やその他の事情で学校を休みがちだった生徒でも、出席日数が直接的に評価対象から外れることで、不安なく受験に臨める生徒が増えるはずです。守山中学校・守山東中学校・守山西中学校・守山北中学校に通う中3生とその保護者にとっても、共通して関わる変更です。
ただし誤解してほしくないのは、「調査書自体がなくなるわけではない」という点です。教科の評定(いわゆる内申点)は引き続き調査書に記載され、合否判定の重要な要素であり続けます。削除されるのはあくまで一部の項目であり、日々の授業態度や提出物、定期テストの積み重ねが内申点に反映される仕組み自体は変わりません。
愛知県公立高校の一般選抜、合否はどう決まる?
愛知県公立高校の一般選抜では、受験生は2校まで受検が可能です(1校のみの受検も選べます)。合否を左右する「校内順位」は、次の2つの得点の合計で決まります。
- 評定得点:中学校の調査書にある評定合計(9教科・最高45点)を2倍した点数で、最高90点になります
- 学力検査合計得点:入試当日の学力検査、国語・数学・社会・理科・英語の5教科(各22点)の合計で、最高110点になります
さらに重要なのが、各高校が「校内順位の決定方式」としてI〜Vの5つの方式のうちどれを採用するかによって、評定得点と学力検査得点の重みづけが変わるという点です。例えばI方式は評定得点と学力検査得点をそのまま合計しますが、II方式は評定得点を1.5倍、IV方式は2倍にして重視します。逆にIII方式・V方式は学力検査得点をそれぞれ1.5倍・2倍にして、当日の得点力を重視します。
Q. 内申点と当日の得点力、どちらを重視すべき?
つまり、同じ内申点でも志望校がどの方式を採用しているかによって合否への影響度が変わるのです。「うちの子は内申点があまり良くないから、公立は厳しい」と決めつけてしまう保護者の方もいらっしゃいますが、私はそれは早計だとお伝えしています。学力検査を重視する方式の高校であれば、当日の得点力を伸ばすことで十分に挽回できる可能性があるからです。逆に評定重視の方式の高校を志望するなら、2学期からの内申点の積み上げがより重要になります。
なお、令和9年度入試の学校別の具体的な募集人員や実施方式の詳細は、本記事執筆時点ではまだ正式に公表されていない項目も含まれています。最新の詳細については、愛知県教育委員会からの正式発表をご確認いただくことをおすすめします。
まとめ
今回お伝えしたポイントは2つです。1つ目は、令和9(2027)年度入試から調査書の「出欠の記録」「行動の記録」「性別」の3項目が削除されること。2つ目は、一般選抜の合否が「評定得点(最高90点)」と「学力検査合計得点(最高110点)」の合計順位で決まり、その配分は高校ごとに異なる5方式のどれを採用するかで変わるということです。
内申点(評定)は、2学期の授業態度・提出物・定期テストの結果を積み重ねて作られていきます。守山区・小幡・瓢箪山エリアの中3生にとって、まさにこれからの3〜4ヶ月が内申点を左右する大切な期間です。私は教室で生徒たちを見ていて、「志望校の方式に合わせて、今から何を優先すべきか」を早めに整理できた生徒ほど、後半で落ち着いて過ごせている印象を持っています。
「うちの子の場合、内申点と当日の得点力、どちらを重視すべき?」といった志望校ごとの具体的な戦略は、お子さん一人ひとりの状況によって変わってきます。個別の状況に合わせて一緒に整理したい方は、ぜひ無料学習相談をご利用ください。
お子さまに合う学び方、無料相談で一緒に考えませんか?(0561-54-4449)
参考情報
- 愛知県教育委員会 高等学校教育課「公立高校の入試の調査書情報が変わります!」(2026年4月発表) https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/612082.pdf
- 愛知県教育委員会 高等学校教育課「R9入学者選抜に関するQ&A」 https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/623300.pdf
※上記はいずれも愛知県教育委員会が公表している資料です。最新の正式な内容は、必ず愛知県教育委員会の公式ページでもご確認ください。




























