2026.09.29
【招き猫の日】右手と左手で意味が違う?知っておきたい5つの招き猫の秘密
【招き猫の日】右手と左手で意味が違う?知っておきたい5つの招き猫の秘密
9月29日は「招き猫の日」です。
日本招猫倶楽部が、**9(くる)・29(ふく)=「来る福」**という語呂合わせから、1995年に制定しました。
お店や家の玄関などで見かける招き猫。
片方の手を上げて、
「おいで、おいで」
をしているように見えます。
ところで、子どもにこんな質問をしてみてください。
「招き猫は右手と左手、どっちを上げている?」
実は、どちらの手を上げているかによって意味が違うといわれています。
今回は9月29日の招き猫の日をきっかけに、右手と左手の違い、色の意味、招き猫の歴史など、日本文化に隠れた5つの秘密を紹介します。
① 右手を上げる招き猫は「お金を招く」
一般的に、右手を上げている招き猫は金運やお金を招くといわれています。
そのため、商売繁盛や金運を願って飾られることがあります。
ただ、招き猫をよく観察すると、手の上げ方にも違いがあります。
顔の横くらいまで上げているものもあれば、耳よりも高く手を伸ばしているものもあります。
同じ「招き猫」という名前でも、一つひとつ違うのです。
次に招き猫を見つけたら、
「どちらの手を上げている?」
と確認してみてください。
身近なものを観察することも、学習の第一歩です。
② 左手を上げる招き猫は「人を招く」
一般的に、左手を上げている招き猫は人やお客を招くといわれています。
お店に招き猫が置かれている理由もイメージしやすいでしょう。
「たくさんのお客さんが来てくれますように」
という願いを込めて飾られてきたわけです。
ここで面白いのが、
「どうして右手がお金で、左手が人なの?」
という疑問です。
昔から伝わる縁起物には、現代の科学のように一つの明確な理由で説明できないものもあります。
だからこそ、
「そう決まっているから覚える」
だけではなく、由来や地域による違いまで調べてみると、日本文化の面白さが見えてきます。
③ 両手を上げた招き猫もいる
招き猫には、両手を上げているものもあります。
右手でお金、左手で人を招くなら、
「両手を上げれば両方招けるのでは?」
と考えたくなりますね。
実際に、両方の福を招く願いを込めた招き猫があります。
一方で、両手を上げた姿を「お手上げ」と連想して好まない考え方もあります。
ここが日本の縁起物の面白いところです。
必ず、
「この形には、この意味しかない」
と決まっているとは限りません。
時代や地域、作り手などによって意味や解釈が違うこともあります。
④ 白・黒・金・赤など色にも意味がある?
招き猫といえば白い猫を想像する人が多いかもしれません。
しかし、実際にはさまざまな色の招き猫があります。
白は福を招くもの、黒は魔除け、金色は金運、赤は健康など、色によって異なる願いを込める例があります。
ただし、こうした色の意味もすべて全国共通の厳密なルールとは限りません。
商品や地域によって説明が異なることがあります。
ここで子どもたちに覚えてほしいのが、
「よくいわれていること」と「必ずそうだと確認できる事実」は分けて考える
という姿勢です。
これはインターネットで調べ学習をするときにも非常に重要です。
⑤ 招き猫の「発祥地」は一つに決まっていない
「そもそも、なぜ猫が福を招くの?」
ここまで調べると、さらに面白くなります。
実は招き猫の起源については複数の説が知られており、「ここが唯一の発祥地」と簡単に決められるものではありません。
昔の出来事については、現在のように写真や動画、インターネットの記事が残っているわけではありません。
残された記録や伝承、物などから考える必要があります。
だから歴史には、
分かっていること
と、
まだはっきり分からないこと
があります。
「分からない」ということも、歴史を学ぶうえでは大切な情報なのです。
ネット検索で「最初に出た答え」を信じていい?
招き猫の発祥についてインターネットで検索すると、さまざまな話が出てくるでしょう。
ここで注意したいのが、
「検索結果の一番上に出たから正しい」
とは限らないことです。
例えば、あるサイトには「Aが発祥」と書かれている。
別のサイトには「Bが発祥」と書かれている。
こんなとき、
「どちらかが絶対に間違っている」
とすぐに判断する必要はありません。
まず、
「誰が書いている?」
「根拠は書いてある?」
「ほかの資料ではどう説明されている?」
と確認します。
複数の情報を比べて考える。
これは、これからの子どもたちに必要な情報リテラシーの一つです。
「分からないこと」を調べるのが勉強
勉強というと、
先生が答えを知っていて、生徒がその答えを覚えるもの
というイメージがあるかもしれません。
しかし、本当の学びはそれだけではありません。
招き猫の起源のように、調べても一つの答えに決められないことがあります。
そんなときは、
Aという説がある
↓
Bという説もある
↓
それぞれの根拠を調べる
↓
どこまで分かっているか整理する
という学び方ができます。
これは社会の資料問題や国語の読解だけでなく、自由研究にも役立つ考え方です。
自由研究なら「町の招き猫」を調べてみよう
小学生なら、身近な招き猫を調査するのもおすすめです。
お店や家で招き猫を見つけたら、
右手・左手のどちらを上げている?
何色?
何を持っている?
どこに置かれている?
などを観察します。
何体か調べたら、
「右手と左手はどちらが多かった?」
「白い招き猫が多い?」
と比較してみましょう。
ただ調べた情報を書き写すのではなく、自分で観察した結果が入ると、オリジナルの研究になります。
まとめ|招き猫から日本文化と「調べる力」を学ぼう
9月29日は**「招き猫の日」**です。
今回のポイントをまとめると、
- 右手を上げる招き猫は一般に金運やお金を招くといわれる
- 左手を上げる招き猫は人やお客を招くといわれる
- 両手を上げた招き猫もある
- 白・黒・金・赤など、さまざまな色の招き猫がある
- 招き猫の起源には複数の説があり、一つに決まっているわけではない
となります。
招き猫について調べると、日本文化だけでなく、
「情報をどう調べ、どう判断するか」
という大切な学習にもつながります。
インターネットには、すぐに答えが出てきます。
しかし大切なのは、表示された答えをそのまま覚えることではありません。
「本当にそうなの?」
「根拠はある?」
「ほかの説はない?」
と考えてみることです。
9月29日の招き猫の日には、ぜひ身近な招き猫を探して、
「右手?左手?どうして?」
と親子で考えてみてください。
一つの小さな疑問から、日本文化や歴史、そして情報を正しく調べる力へ学びを広げることができます。
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