世界各国の統計資料を分析しますと、日本は世界一100年企業が多くその4割が日本に存在するといわれています。株式会社名大SKYを100年企業にするため、私は80歳まで今後も走り続けたいと考えています。そのためあと25年間:創業60周年まで現役を目標に頑張っていきたいと考えています。
100年企業を目指すために最も大切なことは、私が80歳まで健康でいる事であると思います。(後継者が育てばその限りではありません)そして第二に大切な事は「優秀な後継者の育成」「資本の充実」「事業の更なる多角化」であると考えています。
「優秀な経営者の育成」は欠かせません。その育成に関してはしかるべき時に対処したいと考えています。
「資本の充実」についても当たり前のことかもしれません。いつの時代も激動だったかもしれませんが、今後のAIの発達、ロボテクスの発達、さらに進む少子化、ボーダレス時代到来による、居住者の多国籍化、価値観の多様化等など大きな変化が待ち受けていることは間違いありません。そのような変化に対応するには余裕を持っていることが大切ですので、資本の充実は優先課題として考えています。
「事業の更なる多角化」名大SKYが取り組む事業はヒューマンビジネスとその周辺ビジネスを事業ドメインとして設定しています。学習塾を祖業とし、その時代時代に合わせて学習塾周辺事業分野に事業拡大してきました。現在では学習塾、カルチャースクール、予備校、教材制作販売、広告、システム販売、不動産賃貸業、シニア・シルバースクール、カブトムシの飼育、障がい者就労支援事業等を運営しています。すでに十分な事業ラインナップを擁していますので、積極的に事業分野の拡大を目指すのではなく、深堀をしていきたいと考えています。
また弊社は教育を主とする事業展開を行っていますので、高収益化は目指しません。高収益化ではなく安定収益・安定成長を目指します。なぜなら教育業界で働く人自身が高収入・高成長を求めていないからです。業界特性・業界就労者特性に合わせて事業運営をすることが顧客のため社員のためであると私は考えています。
そのため、社員に明確な目標もノルマも基本的には与ません。事業集団ですので、世の中の流れ、事業の方向性だけは指し示します。その方向に向かってそれぞれが良いと思う手法とペースで、働いてくれれば自ずと成果は出てくるものです。
それぞれがそれぞれのペースで働きたいように働いてもらうことが望ましいと考えていますので、3年以上従事している社員はそのほとんどが20年以上にわたって従事し続けています。もちろん競争が少なかったり、認められるまでに時間がかかったりする名大SKYの環境故かもしれません。
しかし社員の定着が良いという事は教育業にとって良い事ではないかと考えています。(会話部門を除く。英会話部門は人材の流動性が高いです。外国人講師は当然ながら、日本人講師も海外に行きたい人が多いので、それはそれで構わないとかんがえています)。
教育は積み重ねが重要なため、長く従事することで私のポリシーや価値観を理解している社員がたくさんいるという状況が大切です。私は何事も柳のようにしなやかに行うことが私のやり方です。それに従ってやるべきことをしてくれればよいと考えています。ゆるーく、しなやかに運営しながら資本が蓄積する仕組みを事業に組み込んでいます。
創業来35年が経過していますが、その間、平成の金融恐慌・リーマンショック・東日本大震災・コロナ禍等様々な経済悪化を経験しました。しかし、1997年にFC本部の経理処理変更に伴う売上減以外一度もグループとして売り上げを落としていません。教育関連事業に幅広く事業展開しているため、売上が安定している業務であることは否めませんが、その時代時代に合わせて、新規事業に取り組んできたことの証左でもあり、その時々のスターが現れ、売り上げを作ってくれています。今後も時流に合わせて変化並びに挑戦をおこない頑張っていきます。ご支援ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。