2025.07.23
【2日目】「時計と時間感覚」を育てる家庭のヒント 〜“5分の長さ”がわかると、算数が好きになる!?〜
【2日目】「時計と時間感覚」を育てる家庭のヒント
〜“5分の長さ”がわかると、算数が好きになる!?〜
◆このシリーズについて
このブログシリーズは、小学校低学年の子どもたちに向けて、将来の「算数力」「論理力」の土台となる“感覚”を育てるヒントを、全3回にわたってお届けしています。
- 1日目:お金の感覚(数のまとまり・価値の理解)
- 2日目:時計と時間感覚(単位・構造・見える化) ← 今回
- 3日目:図形と空間認識(形の操作・空間把握)
2日目の今回は「時間の感覚」。「今、何時?」「あとどれくらい?」という感覚が育つと、算数だけでなく生活習慣や自己管理力にもつながっていきます。
◆【実話ストーリー】「5分って、まだ?」の先にある学び
小学1年生のゆうとくんは、テレビのCMが終わるたびに「もう始まった?」「あと何分?」と聞いてきます。
時計は読めるけれど、「時間の長さ」はまだ体でわかっていない様子。
そんなある日、お母さんがこんな提案をしました。
「このキッチンタイマーで5分セットしてみよう。鳴るまでに靴下をそろえて、ランドセルを片付けてみて」
実際に5分という“時間の枠”を感じながら動いたことで、ゆうとくんは初めて、「5分ってこれくらいの時間か!」と納得したようでした。
◆時間感覚が育つと、どんな力が伸びる?
- 単位の理解が深まる(5分・15分・30分など)
- 計算力が上がる(60分 ÷ 5、15分 × 4 など)
- 自己管理力が育つ(時間を見て行動を決める)
時間の感覚は、後の”時間と時刻”の単元だけでなく、「見積もる」「分ける」「順序立てる」といった思考にも直結します。
◆家庭でできる「時間感覚」を育てる3つの工夫
① アナログ時計を“読む”だけでなく“動かす”
おもちゃの時計、もしくは針を手で動かせる時計を用意。
【ポイント】
- 「今6時だから、30分進めると?」
- 「長い針が“3”にきたらスタートね」
見るだけではなく、“手で動かして体感する”ことで、時間の構造(=60分の成り立ち)を理解できます。
② タイマーを使って「時間内にやる」経験を
宿題・片づけ・着替えなど、生活の中に「時間制限ゲーム」を取り入れる。
【ポイント】
- 「5分間でどれだけできるか競争しよう!」
- 「3分だけ集中して、そのあと自由時間ね」
“時間内にやる”を繰り返すと、「今、どのくらい経ったか」が自然と体に入ってきます。
③ カレンダーで“日・週・月”の感覚も育てる
時計と並行して、カレンダーの活用もおすすめです。
【ポイント】
- 「あと何日で遠足?」と指折り数える
- 予定を自分で書き込む習慣を持たせる
- 「昨日・今日・明日・来週」などの語彙も自然と増える
◆保護者ができる“ちょい足し声かけ”
- 「今7時15分。30分経ったら何時かな?」
- 「あと10分で出発だけど、何できる?」
- 「お風呂、今日は何分で入れるかチャレンジ!」
“時間”に関する声かけは、日常すべてが教材になります。
◆まとめ:「時間」は目に見えない数のチャンス
時間の感覚を育てることは、ただ時計が読めるようになることではありません。
- 「今から何分後?」を考える力
- 「今は何をする時間?」と切り替える力
- 「やりたいことに時間を使う」自己選択の力
これらすべてが、“時間を味方にする力”へとつながっていきます。
明日のテーマは、図形と空間感覚。「三角形ってどこが三角なの?」「この形、どうやってできてる?」
そんな子どもたちの“感覚と思考”を刺激する学び方をご紹介します。
お楽しみに!




























