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2025.06.27

【第5話】親子でつくる「できる子の未来」への習慣設計

【第5話】親子でつくる「できる子の未来」への習慣設計

家庭こそが、学びのスタート地点

このシリーズについて

この連載は、全5話でお届けする“学習習慣の変化”を描くストーリーです。

小学4年生の陽菜(ひな)と母・美咲さんが、家庭でのちょっとした工夫によって、少しずつ「勉強嫌い」から「学びに向かう習慣」へと変わっていく様子を追ってきました。

  • 1話:勉強嫌いの理由は?日常に学びを取り入れるコツ
  • 2話:朝・夜・週末生活リズムと学力の深い関係
  • 3話:成績が伸びる子はやっている。振り返り習慣のススメ
  • 4話:家庭でできる「学習習慣づくり」3ステップ
  • 5話:親子でつくる「できる子の未来」への習慣設計 ← 今回のお話

春休みを目前にしたある夕方。

リビングのテーブルでノートを広げている陽菜を見ながら、美咲さんは静かに驚いていた。

「言わなくても、自分からやってる…」

少し前までは、“やらせる勉強”だったのに。

今は、自然と“自分でやる勉強”になっている。

「勉強しなさい」と言わなくなった理由

美咲さんは、この数ヶ月で変わったのは陽菜だけではないと感じていた。

「やらせる」から「気づかせる」へ。

最初はママ友のアドバイスを真似しただけだった。

でも、それをきっかけにした“親子の会話”が、陽菜にとっての学びのエンジンになったのだ。

家庭は、勉強を強いる場所ではなく、「学ぶ姿勢」を育てる場所。

美咲さん自身も、その姿勢に気づいたからこそ、“言わなくても伝わる”空気が生まれてきた。

「勉強が続く家庭」には、4つの共通点があった

振り返ってみると、陽菜の家庭で根づいた習慣には、次のような特徴があった。

  1. 会話から始めていた(学びを日常に取り入れていた)
  2. 生活リズムが整っていた(学びの土台づくり)
  3. 自分の言葉で振り返る時間があった(理解力と自己表現)
  4. 無理なく続けられる仕組みがあった(見える化とルール)

特別な教材やテクニックではなく、

“毎日くり返されるちいさな行動”が、陽菜の中に「できる子の未来」の種をまいていたのだ。

「うちの子に合ったやり方」を一緒に探す旅へ

ある日、美咲さんは陽菜に聞いてみた。

「最近、勉強ってどう?」

「んー…面白い時もあるし、つまらない時もある。でも、前よりは“やり方”がわかってきたかも」

「やり方?」

「うん。『わからない』って言ってからのほうが、なんか覚えやすいって気づいた」

その言葉に、美咲さんは静かに感動した。

正解を与えることではなく、気づきの機会を与える。

それが、家庭でできる最大の教育なのかもしれない。

家庭が「学びの基地」になるとき

今では、陽菜が使った振り返りノートがリビングに何冊も並んでいる。

日付、できたこと、よくわからなかったこと…。

ノートの端には、時々お絵かきも混ざっているけれど、それもまた“自分だけの学び”の証だ。

「できる子」は、特別な子ではない。

“できるようになっていく子”を、家庭が支えられるかどうか──

それが、美咲さんがこの数ヶ月で得た最大の学びだった。

そしてそれは、すべての家庭にできることである。

この連載を読み終えたあなたへ

あなたのお子さんが、いまどんな状況であっても大丈夫です。

学びは、今日から始められます。

まずは「今日、学校で何かおもしろかったことあった?」と、聞くことから。

その一歩が、「できる子の未来」への道になりますように。

山口誠司 塾長 BLOG INDEX
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